ご紹介

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昨年の11月に上演しました「水郷燃ゆ~長島一向一揆の戦い~」の上演に際して、
桑名市の養泉寺(桑名市矢田180)様から下記のようなメッセージを頂戴しましたので、
この場を借りてご紹介させていただきます。

劇団すがお創立60周年おめでとうございます。
劇団すがおは桑名を拠点として古い歴史を持つ劇団で設立当初の一時期、
養泉寺や集会所(養泉寺保育園舎)を稽古場として稽古に励んでいたことがあり、
夜になると若者が集まり溌剌とした声で練習をしていたこと思い出されます。
2年程前に加藤さんから長島一向一揆を取りあげた劇を作りたいという話をお聞きして
公演されることを心待ちにしておりました。
といいますのは養泉寺の先祖は長島一向一揆の舞台となった長島願証寺と
深い関わりがあるからです。
下間安芸法眼豊前は京都本願寺の命を受け蓮如上人の子蓮淳師が
長島願証寺に入寺(1501年)の際に下向。
信長の侵攻により一揆が始まり無差別大虐殺にて落城(1574年)し
壊滅状態となりましたがその後も復興に寄与し、(1750年)願証寺本坊最後の血脈慈珍院は
養泉寺仮舎坊にて絶え、250年の長きに渡り法灯を守りお仕えして参りました。
落城より約450年の月日が経ちましたが当時の農民が権力者信長にどのように立ち向かい、
また無抵抗である女、子供、老人に至るまでことごとく根切にすべしとしたその悲惨さを
演劇という形で郷土におこったこの不幸な出来事を紐解いていただくことに期待をいたしております。
これから先も劇団すがおがますますご活躍されることを念じます。 合唱

浄土真宗本願寺派
養泉寺住職 下間賢了